スタッフmegです。
今日は、エッセンシャルオイル(天然100%精油)の抽出方法について、少し触れたいと思います^ - ^
エッセンシャルオイル(天然100%精油)の抽出方法は、水蒸気蒸留法、圧搾法圧搾法、溶剤抽出法などの方法があります。
抽出される芳香性植物は、それぞれその香り成分が多く含まれている部分が異なる為、抽出される部位も異なり、またその成分によって特徴も変わってくるので、それに適した抽出方法が選ばれます。
今日はその中で最も多く用いられる、“水蒸気蒸留法”をご紹介したいと思います。
この方法を確立したのは、10世紀末〜11世紀に活躍した、医師であるとともに哲学者でもあった、アラブ人のイブン・シーナーという人物です。
蒸留装置を使った蒸留技術はそれまでにもありましたが、彼は、錬金術の実験をしている過程で、へび状にガラス管を回して抽出物を早く冷却し、より濃縮された質の高い精油を採ることを発見。
水蒸気蒸留法により、ローズから、天然100%精油の“ローズ・オットー”、そしてフローラルウォーター の“ローズウォーター”を抽出しました。
水蒸気蒸留法は、熱や圧力、水分によって精油成分が壊されてしまうようなデリケートな植物に使われる方法で、
原料植物を蒸留釜に入れて、そこに水蒸気を送り込みます。
すると植物中にある精油成分が水蒸気と一緒に上昇し、その水蒸気を冷却層で冷却します。
天然100%精油(エッセンシャルオイル)は水に溶けない性質を持ち、水よりも軽い(一部の精油は水より重いです)為、水と天然100%精油(エッセンシャルオイル)の2層に分かれて溜まります。
こうして水と分離して取り出すことにより、天然100%の精油(エッセンシャルオイル)を得ることができます。
木や、花、果実と、植物が種から成長するまでの年月に加え、こうしてその種類にあった方法で更に時間をかけて抽出され生まれる天然100%精油は、まさに自然界からのとても貴重な恩恵といえますね(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)