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十六夜過ぎて

8月の頭、是枝裕和監督×シンガーソングライターCoccoのドキュメンタリー『大丈夫であるように Cocco 終わらない旅』(2008年)が、普天間基地移設問題を受け、全国で再上映される事が決まった。(といっても大阪、東京、愛知、京都、兵庫、愛媛、新潟、石川です)

移設先となる名護市辺野古。この収益は上映費用を除き新基地建設反対の周知活動の支援目的の為の辺野古基金に寄付されるそうです。


14日、沖縄防衛局によるコンクリートブロックによりサンゴが折れたり潰れたりしているのが発見されたとのニュースが全国ニュースで流れました。

なんだか胸が締め付けられる思いで、DVDを見返す。


2007年6月名護市大浦湾に2頭のジュゴンが泳いでいる姿が沖縄のTVに放映され、そして誕生した歌がCoccoの『ジュゴンの見える丘』です。

『大丈夫であるように Cocco 終わらない旅』
実はここ地元青森にもゆかりのある内容です。

この中でCoccoは青森の六ヶ所村を訪れています。ここ青森も、原子力問題で揺れる原子力施設を抱える土地です。今観ると、これは後に起こった東日本大震災における福島での出来事を受け、更に強く響いてくるものがあります。

上映時間1時間47分。
始めから最後まで、彼女の発する歌と言葉と行動にぎゅっと胸を掴まれてなんだかボロボロ泣けてくる。何度観てもです。


1986年私の生まれた年に、チェルノブイリ原発事故が起きました。
これを受けて誕生したと言われる歌が尾崎豊の『COOKIE』です。

この歌詞もまた、曲調は軽いのに重いことを歌っています。皮肉にも福島のライブで歌われた事がある歌です。


青森在住のamazarashi が歌う『ハルルソラ』。

これもサビが心地いいけれど、原発やその関連施設の事を歌っています。
恐ろしいものを抱えている現実と、晴れ渡った空の対比が濃く伝わってきます。

夕焼け

何もできないからこそ、最低限知っておくべき事がまだまだたくさんある様な、そんな気がしています。無知とは、無関心に繋がっていくものかも知れないので。

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